生協について 8
先に見たように、最近わが国で"生協タタキ"が広がり、生協のあり方が問われてきています。
生協規制の問題を別にすれば、この論議は、しかし、わが国だけのことではなく、今に始まったことでもありません。
生協運動の展開はいつも自己確認の運動を伴っていたともいえます。
最近では、1980年のICA(国際協同組合同盟)のモスクワ大会がそうでした。
協同組合の国際組織であるICAのこの世界大会で、議論のたたき台として提出されたレイドロウの報告書『西暦2000年における協同組合』は、生協の本質を問い、21世紀にむけて生協のあり方をたずねたものでした。
今日、わが国での「あり方」論議とは別に、世界的に生協内で生協の「基本価値」をめぐる論議が広がり始めていますが、これらもそのレイドロウ報告の延長線上にあるものと考えられます。
ところで、この報告書では、生協にはこれまで「3つの危機」があったとされています。
「生誕の危機」と「経営の危機」と「思想上の危機」です。
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