買物帰りにパチンコ
昭和30年8月15日、河出書房から『戦後10年 日本人の辿った道 河出新書写真篇17』が発行されました。
その昭和27年の「自立の底に流れるもの 広場の斗争」に、次のようなことが記録されています。
『戦後数年、ようやくにして中国からの在留邦人帰還問題が、中国紅十字会の努力で緒につき、その第一船が舞鶴に帰った。
国敗れて山河のみのこる故国の土を、永きは十幾年ぶりで踏んだ人々の心持ちは、思いみるだに胸が痛い。
しかも故国は決して温い眼では迎えてはくれないのだ。
温く迎えたい心はあっても、巷に人はあふれ、職も食糧も乏しく、結果としてはおそらく、涙と嘆息と憤慨とを贈るにすぎないかもしれないのだ(以下略)』